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  • 2020.05.23

DAZN(ダゾーン)JAPAN成長のワケは?国内へのサービス浸透戦略を分析!

2016年にサービスを開始し、近年では日本国内で徐々に浸透しつつあるスポーツ配信サービスがDAZN(ダゾーン)だ。

DAZNは毎月定額を支払うことで提供されるすべてのスポーツコンテンツが見放題となるサービスであり、サッカーファンを中心として多くのスポーツ好きに愛されているサービスである。

ここでは、DAZN JAPANの運営が日本国内でDAZNを広めるために行っている活動について徹底調査し、解説する。

DAZN(ダゾーン)JAPANの運営会社について確認

ここではまず、DAZN(ダゾーン)JAPANの運営会社について解説する。

DAZN運営会社はイギリスで20年以上にわたりスポーツメディア事業を展開している企業なのだ。

DAZN運営会社はDAZN JAPAN INVESTIMENTに社名変更

出典:DAZNホームページ

2016年より開始したDAZNを運営しているのはイギリスの企業Perform(パーフォーム)Perform Investment Japan株式会社だったが、2019年11月より名称をDAZN Japan Investment株式会社へ変更している。

またそれに伴い、グループが運営する「Goal.com」や「Perform Media」といったウェブメディアも、「DAZN Media」に名称を変更した。

名称を変更することで、サービス名と社名をDAZNを冠したものに統一した形だ。

さらに、DAZNは「DAZN+(プラス)」という新たな方針も掲げ、SNSやインフルエンサーなどユーザーとつながるチャネルを集約する、多角的な広告プラットフォームの展開も視野に入れている。


Martin Jones(マーティンジョーンズ)が現責任者

出典:DAZNホームページ

現在DAZN JAPANの運営責任を取っているのは、DAZNグループのジャパン・エグゼクティブ・バイス・プレジデントを務めるMartyn Jones(マーティンジョーンズ)氏だ

マーティンには20年以上スポーツメディアに関わった実績とキャリアがある。

そしてマーティンは今回の社名変更を大きな分岐点と捉えており、DAZNブランドのコンテンツを独自のデータ分析に基づいて提供することで、ユーザーとの革新的な関りを作り出せると考えているのだ(参考:SPORTINGNEWS)。



DAZN JAPANが感じている国内拡大の手応え

ここからは、DAZN JAPANの日本国内における成長について解説する。

サッカーに関するコンテンツを主軸に、様々な分野における投資を行うことで、DAZN JAPANは成長を遂げていると言えるだろう。

赤字報道も日本の成長は堅調

出典:DAZNホームページ

社名変更をして順調に進んでいるように思えるDAZNグループだが、実は2018年度決算にて700億円近い赤字を出している(参考:Bloombergホームページ)。

Jリーグの10年間独占契約に要した2,100億円などの莫大な額の投資を、このままで回収できるのかという声が出ているのも実情なのだ。

しかし責任者であるマーティンはこれまでのサービス収支状況に対して、まだまだ順調に成長している途中であると考えている様子である。

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長期的な投資を継続

出典:DAZNホームページ

マーティンジョーンズは2019年8月に開かれたメディア向け説明会で、スポーツ業界には長期的目線の投資が必要であると考えていることを説明した(参考:BUSINESS INSIDER)。

スポーツの試合配信に留まらず、オリジナルのコンテンツであるドキュメンタリ番組やインタービューなども配信することで、スポーツファンに投資することに重点を置いている様子だ。

大半のスポーツには季節性があり、一年間を通じてユーザーをDAZNに留めておくことは、スポーツ中継だけにこだわっていては難しい。

例えばサッカーの試合は夏にほとんどないし、野球は年末年始がオフシーズンである。

そのためDAZNはオリジナル番組の制作をすることで、ひいきのスポーツがやらない時期にも楽しめるコンテンツを充実させ、ユーザーの継続率をキープしようと考えているのだ。


OTTサービスが日本国内に浸透

出典:DAZNホームページ

マーティンジョーンズは、いわゆるOTT(Over The Top)サービスと呼ばれる、動画や音声コンテンツをインターネットにて提供するサービスが、日本にも浸透してきていると考えている。

確かに近年、ネットフリックスやHulu、AmazonPrimeなどといった動画配信サービスは、多くの過程にとって一般的になってきている。

加えてユーチューブを楽しむ人なども増え、「動画をインターネットで楽しむ文化」は、着実に日本に根付いてきているのではないだろうか。

スポーツの視聴もその例外ではなく、DAZNを利用してスポーツをインターネットで楽しむ人口が増えてきていると予想されるのだ。

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合計視聴者数には「久保建英効果」あり

出典:DAZNホームページ

また、先ほどお話しした2019年8月のメディア向け説明会では、DAZNが視聴者数を伸ばしてきた要因の一つとして、サッカーの久保建英選手の存在を例に挙げられている。

久保選手は2019年6月にスペインの名門チームであるレアルマドリードに移籍し、デビュー戦である同年7月のバイエルン戦が合計視聴者数第5位となったのだ(参考:BUSINESS INSIDER)。

通常であればこの時期のヨーロッパサッカーはシーズン前の強化試合的な意味合いがあり、日本人にとってはあまり注目されない試合のはずである。

そんな中で視聴者数が伸びたのであれば、確実に日本の「期待の星」である久保選手がレアルマドリードに加入したことが理由だと考えられるのだ。

その他にも合計視聴者数の高い試合の多くが久保選手が関わっている試合であり、海外で活躍している本選手の姿を少しでも多く見たい」と考えるユーザーが多いことが推測される。

今後も世界で活躍する日本人選手を追いかけていくことで、DAZNはユーザーの獲得・継続を得ていくことができるだろう。


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瀬戸弘治さんやガーリィレコードチャンネルなど、平和な雰囲気のYouTuberはついつい見てしまいます。

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