• INTERVIEW
  • 2019.08.22

佐藤ノア・焼きのりのSNS運用哲学「嘘はバレるんです」企業との向き合い方を考える

インフルエンサーマーケティング事業などを展開する株式会社BitStarが2019年7月25日、Instagram、Twitter、YouTube、Tik Tok、WeiboとSNSを使いこなし、総フォロワー170万越えのインフルエンサーであり、モデルとしても活動する佐藤ノアを招き、企業向けセミナーを開催した。

講演では、佐藤の動画内で声のみ登場する焼きのりさんが登場。2人によるSNSの運用術やプロモーションに対する向き合い方などのトークが展開された。

佐藤ノアが目指すSNS運用は「フォロワー数の平均化」

化粧品の紹介など“美容系”と呼ばれるカテゴライズの動画を投稿する佐藤ノアは、フォロワー数をまんべんなく増やしていくことを目標に、SNSを運用していると話す。

「インスタグラム、TokTok、Weiboは好きで全部やってます。Weiboは中国の会社と業務提携していて、私のインスタグラムに載せた投稿を翻訳してもらっています。それで中国の街の中でも話しかけてもらうことが多くなりました」

なぜ佐藤ノアは、SNSのフォロワー数を平均化させるのか。理由は、ファンが3年周期で入れ替わっていくと推測していることにあるそうだ。

「ファンって3年周期だと思っています。今のファン層は高校生の女子とかが多いんですけど、SNSを均等にすることで、どのSNSを企業さんに見せても『私まだ終わってませんよ!』感は見せるようにしています」

チャンネル登録者数35万人。ここまで伸びた理由は?

現在、35万人のチャンネル登録者数を抱える佐藤ノアと焼きのりさんペア。その理由を聞かれると、焼きのりさんは「視聴者さんが求めているコンテンツを出し続けられたことが理由かな」と分析する。

実は投稿初期のころは、今のように”美容系”テイストの動画内容では無かったそうで、神社に訪問したり、マシュマロを食べたりなど自由奔放な内容だった。また、焼きのりさん自体は、声のみでの出演もしていなかったのだ。

そこから、視聴者に求められるコンテンツを作るために軌道修正したことで、今のようなコンテンツ内容に仕上がったという。佐藤ノアは「コメント欄に書いたことをすぐに実践するようにしています。極端な例なんですけど、コメント欄でもう少しはっきり喋って欲しいって言われたことがあって、次から「佐藤ノアです!」みたいな」と明かした。