今回インタビューしてきた「のっき」さんは、イラスト動画が人気のYouTubeクリエイターです。可愛らしい声と遊び心のあるナレーションでも人気なのっきさんに、絵を描き始めたきっかけやYouTuberになった経緯、コラボの多いえっちゃんさんについてまで聞いてきました!リモート撮影した撮り下ろし写真と一緒にご覧ください。
のっき「仲間と一緒に描くことで好きになった」イラストに目覚めた中学時代
――絵を描き始めたのは、幼少期からということで、中学時代は美術部、高校時代は軽音楽部に入部していたという風にお伺いしました。美術部ではどんな絵を描いていたんでしょうか?
のっきさん:先生が提案してきた油絵とか、そういう大きな絵を描いてました。
――そうなんですね。今の”イラスト”みたいなものは、部活ではあまり描かれていなかったんですね。
のっきさん:そうですね、美術の先生があまり、アニメタッチに肯定的ではなくて、「美術といえばやっぱり絵画」みたいなイメージを持ってる方で
人の絵を描いても「もっとリアルな人物に寄せて描いてほしい」って言われていたんです。
――油絵を中学校でできるって結構珍しくないですか?
のっきさん:…確かに!そうですよね。
学校の備品ではなくて、先生の昔使ってた道具を学校に寄付、っという形だったので、画材がたくさんありました。
――では、今のイラストのような絵を描き始めたのはいつからなんですか?
のっきさん:美術部に入りながらも、自分的にはアニメタッチのイラストが好きだったので、部活では美術系のタッチで描いて、帰宅してからはアニメタッチで描いたりしていました。
――何か好きなアニメをトレースして描いたりされてたんですか?
のっきさん:昔はオリジナルキャラクターを自分で妄想して描くのが好きでした。
洋服をデザインしたり、性格を妄想したり
ちょっとしたマンガとか、漫画もどきみたいなものを描いていました。
――動画内で、絵を「好きだなー」って思ったのは中学時代だ、っていう風に語っていましたが、どうして「好きだなー」と思ったんでしょうか?きっかけみたいなものってございますか?
のっきさん:それは、美術部に入って、部活の仲間と一緒に絵を描くようになったことです。人の絵を見たり、自分の絵を見せたりするのが楽しいな、と思って絵が好きになりました。
――とても絵がお上手ですよね。YouTubeを始める前から、どこかで披露したりされてたのでしょうか?
のっきさん:Pixiv(ピクシブ)っていうイラストを上げるサイトがあって、そこに投稿してました。
YouTubeほど閲覧はされてなかったです。
のっきがYouTubeを始めたきっかけは「常連さん」
――YouTubeチャンネルを始めるきっかけっていうのは何だったんでしょうか?
のっきさん:自分がアルバイトをしていた時に、常連のお客さんと仲良くなったんです。
その常連さんと会話しているときに「何が好きなの?」って聞かれて、「イラストが趣味で、大学に行くお金を今バイトで貯めてるんです」って答えました。
そんな話をしている時に「学校に行く前にYouTubeやってみたら?」って言われて、それで始めました。
YouTube活動は「自分のペースに合っている」
――YouTubeを始めて、のっきさんの中に何か変化はありましたか?
のっきさん:普通のお仕事と違って、自分の好きな時間とかタイミングで、自分のペースでできるのが凄く合ってるなって感じました。
そう思ったのと同時に、ちょっと生活リズムが前よりも狂ったな、っていうことにも気がつきました!
――アルバイトはYouTubeを始めてすぐ退職されたんですか?
のっきさん:YouTube始めながらも1年ぐらいはアルバイトを並行してやってました。
――それも大変ですよね。YouTubeもとても時間がかかるし、アルバイトも同時でやるとなると…。
のっきさん:当時は「YouTuberになろう」とは思っていなかったんです。
「YouTubeだけで稼ぐんだ」というよりは、「どこか企業の目に止まったりすればいいな」って思って、趣味程度にやっていたので。楽しくやってました!
――YouTubeを始めて、人気が出てきて、周りからの反応とかはありましたか?
のっきさん:「頑張ってね!」みたいな。
やっぱり、YouTuberとしての自分に興味があるっていうよりかは、普通に友達として応援してくれる方とかが多かったです。
――高校は美術系ではないという風にお伺いしたんですけれども、イラストを独学で学んで今の絵になったんでしょうか?
のっきさん:普通科の高校だったし、特に、こう何か誰かに教わったっていうよりかは、自分でただ好きなもの描いてきたって感じで練習してました。
小•中学生時代は声優を目指しオーディションも
――声がとても良いですよね。声優さんの経験とか勉強とか、されてたのかなって思ったのですが、それについてはいかがでしょうか?
のっきさん:昔は、イラストレーターではなくて、声優になりたいなと思っていました。
なろうと思ったきっかけっていうのが、小学生のときから結構声のことでイジられていたんです。
「アニメみたいな声だね」といった感じで
小学3年生ぐらいからずっとイジられていて、凄く嫌だったのですが、
「声優いいじゃん」ということを周りから言われて、調子乗って「目指そ!」っていう気持ちに変わりました!
で、オーディションも中学生のときに受けたりしてました。
――かなり若いときからですね。
のっきさん:そうですね、当時は「声優しか考えられない!」という風に思っていました。
――声優の活動はいつぐらいまで、されていたのでしょうか?
のっきさん:オーディションは最終まで行ったのですが、レッスン費が40万円かかるって言われたんです。
いや、「ちょっと貧乏だし無理だな」っていうので…挫折しました。
――ハードルが高いですよね、中学生にとっての40万円は。
のっきさん:そうですね。身内にも相談したのですが「それ詐欺なんじゃないの?」とか「その金額は出せない」って言われて、そこから「もういいかな」って思って諦めました。
――イラストを描くのも好きですし、声優さんにもなりたいということで、当時からアニメもたくさん観ていらっしゃったんですか?
のっきさん:はい。昔は見ていたのですが、最近は結構忙しいことが多くてあまりアニメ追えてないんですけど、アニメは好きですね。
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