シバター、善人がとった行動に感動

シバターが2013年10月15日、「【実験】大事なものが入った財布が落ちてたら届ける？」を公開し、財布の落とし物を人は拾ったら交番に届けるのかどうかについて検証した。

「どうも～！シバターで～す！お前ら、人間は汚い生き物なんだよ！今日は実験。このがま口財布に、肩たたき券を入れて、道に落としたら、人はちゃんと拾って、交番に届けるのかな～？人間は汚ねえ生き物だからよ～中にお金が入ってたら、ねこばばしちまうんじゃねえのか～？早速、街に繰り出してみよう。」と今回の企画を説明したシバター。

がま口財布に小銭を入れ、そこへ肩たたき券を入れて用意したシバターは、早速街に繰り出した。舞台はシバターの地元、関内駅周辺。「ちょうどね、あの辺に財布を置いてやろうと思う。」とカメラを駅周辺の歩道にズームイン。

「あそこに財布を置けば…。」とシバターが歩き出した。ここで早送り。交番に到着。「ここに交番があるんだよ。だから、届けるのは、全然そんな大変じゃないんだ。ちょっと歩けばいいだけだから。さあ、人は財布を拾ったら、ちゃんと交番に届けるのか、これから実験だぜ。」と早速、企画スタート。

がま口財布を決めた場所に置き、そこに向けてカメラを回し続けた。中々拾う人は現れない。一瞥するもスルーしていく人ばかり。2:13、とある人物ががま口財布を横に蹴り飛ばし、拾う動作をした。それを見たシバターは「拾った！拾ったぞ！」とその人物を認識。拾ったのはどうやら男性のようだ。

シバターは続けて財布を拾った男性を観察するも、中々その場から動こうとしない。男性は傘を閉じ、そのまま立ち止まった。「拾ったな、完全に。何で止まってるの？」とその人物の動作に不信感を募らせたシバター。男性は閉じた傘をぶらぶらさせた。その場から一向に動こうとしない。しばらくして、肩にかけていたバッグを下げて地面に置いた男性。その様子を「どうした？どうしたどうした？」と見守ったシバター。遂に男性は地面からバッグを持ち上げ、その場を立ち去った。シバターはその後を追った。

「拾ったな。今完全に拾ったけど～？完全に拾ったけど～？…あっちだよ交番。交番あっちだけど。」と交番の方角へカメラを向けたシバター。「あっち交番だけど～？」で交番とは別方向の信号を渡り始めた男性。続けて男性の後を追うシバター。男性は横断歩道の方向へ歩を進め続けた。その様子に戸惑いを隠しきれないシバター。

「ちょっと…聞いてみようか…。」とシバターは男性から話を聞くために、徐々に男性との距離を詰めた。「あの、すいません。」と男性を引き留めたシバター。「さっき、お財布みたいの拾いました？」とシバターが聞くと、「あっ、あっ。」と男性はバッグから財布を取り出し始め、「これですか？」とシバターに手渡した。「それです。すいません、ありがとうございました。」と男性に礼をしたシバター。

男性は「どっかですれ違うかと思ったんですよね。最悪警察に届けようかと思ったんですよ。」とシバターに説明し、最後に「会えてよかったです。」と言い残し、シバターの前から去った。「すいません、ありがとうございます。」と男性を見送ったシバター。カメラの向こう側へ歩いていく男性の背中をカメラが捉えた。「フフフフフッ…。」とシバターが笑った。

「会えるかと思ったんだったらしょうがないな。会えるかと思ったんだったらしょうがない。向こうの交番に最悪、届けるつもりだったらしいし。いい人だな。いい人だった。……そりゃないだろ。」と男性に突っ込みを入れたシバター。

2人目。「おっ…拾うぞ。」と次に登場したのは犬の散歩をしている男性。辺りをうかがっていた。男性は財布を花壇の方向へ蹴り、その場を去った。

しばらくして花壇の近くに女性が登場。後ろに先ほどの犬を引き連れた男性が付いてきていた。財布の近くに寄った二人。財布を拾い、中身を確かめた。二人はその場から立ち去った。シバターが二人の後を追った。

「完全に交番に行く流れだなー…。」と二人の後を追い続けたシバター。男性が交番に入ろうとしたその瞬間、「あの、すいません。その財布、さっき拾われました？で、これ交番に届けるということですか？それ私が落とした財布で、中におばあちゃんの肩たたき券が入ってるんで…」とシバターが男性に話しかけると、「そうそうそう！」と男性がシバターに財布を手渡した。連れの女性が「良かったねー！それさ、見たら小銭だから、何かなーと思ったらそれが大事だと思ってさー、おばあちゃんたたき券が。良かったね～！」と言うと「すいません、ありがとうございます。助かりました。」と礼をしたシバター。女性は「あそこ探したの？」と先ほど財布を落とした場所を指し示し、それに「あ、はい。探してました。」と返したシバター。シバターは再び「ありがとうございます。」と礼をし、そのまま二人を見送った。二人が去った後、シバターは「やーべー…。世の中は良い人もいるんだな。」と感動していた。

「と、言うことで、日本人にはまだまだ、優しい心の持ち主がいるんだな～。俺は人間を信用してなかったけれども、ちょっと、改心しちまったぜ。と言うことで、シバターの実験でした。」で動画を締めた。