YouTuberとして、そしてビートボクサーとして日本で名を轟かせたヒカキン。
なんとその知名度は海外にも伝わり、2013年には世界的有名ロックバンドである「エアロスミス」とのコラボを実現することとなった。
しかし、有名・知名度が高いと言えど、エアロスミスから見ると所詮は「素人に毛が生えた程度」であるヒカキン。
何故この異色とも言われるコラボが組まれることとなったのだろうか。
エアロスミスと共演!?それ以前に海外需要ってあるの?
ヒカキンはそもそも海外でウケてるの?海外の反応を詳しく紹介!
実は、ヒカキンでは海外でも有名人であることを皆さんはご存じだろうか?
・・・と、言うよりも有名人「だった」と言ったほうが正しいだろう。
ヒカキンはまだYouTuberとして無名だった時代、現在のようなバラエティ動画ではなく、ビートボックスを披露する動画ばかりを投稿していた。
その当時は日本人視聴者は殆どおらず、半数以上の視聴者層がが海外ユーザーだったそう。
そして、ヒカキンが海外ユーザーから最も称賛された動画がこちら↓
こちらの動画で、一気にヒカキンは海外で有名な存在に。
当時、コメント欄には「最高!」「お前は天才だ!」といった英語のコメントが大量に寄せられていたという。
しかし恐らく「HIKAKIN」としてではなく「マリオの人」ぐらいと言う知名度。
「ヒカキンが海外でも有名」というのは確かな話ではあるが、少々語弊もあるのだ。
もちろん、現在のタレント的なヒカキンを評価する外国人はあまり多くないと言えよう。
ヒカキンは英語が喋れる??
出典:YouTube.com
因みに、ヒカキンがYouTubeで動画を投稿し始めた頃は日本発の動画サイトである「ニコニコ動画」の人気に押されていたため、当時はまだまだ日本でのYouTube需要は少なかった。
そのためヒカキンは活動初期の頃、海外へ向けてタイトルや挨拶などは全て英語を使って動画を投稿していたのだ。
現在は定番の挨拶となった「ブンブンハローYouTube」も、当時はやたらと発音が流暢。
しかし、ヒカキン自体英会話などは特別習っておらず、翻訳ソフトなどを活用して英語の台詞を考えていたという。
独学での英語であるため、よくコメント欄ではアメリカ人などに発音の悪さも指摘されており
「making fun of poor HIKAKIN’s engrish.(ヒカキンの乏しい発音が楽しい)」
という褒めているのか貶しているのかよくわからない(大概は褒め言葉のようだが)メッセージも。
ガチで英語が勉強したい…
外国人の友達が欲しい…— HIKAKIN?ヒカキン 【YouTuber】 (@hikakin) May 27, 2013
つまり、ヒカキンはどちらかというと英語は「話せない」方の分類であり、本人もそれを自覚している模様。
過去には「もっと英語ができるようになりたい」とブログやTwitterなどでもつぶやいていたようだ。
エアロスミスとの共演は金の力?それともUUUMのゴリ押し?
では、話を本題であるエアロスミスとのコラボに戻すことにしよう。
ここからは、何故ヒカキンがエアロスミスとコラボをすることになったのかをご紹介。
中には「UUUMがヒカキンをゴリ押しした」「金の力なんじゃないか」などの黒い噂もあるが、果たして真相は・・・?
エアロスミスってどんなバンド?
出典:https://www.udiscovermusic.jp
エアロスミスは、1970年に結成されたスティーブン・タイラー率いるアメリカのロックバンドである。
これまでに発売したCDなどのトータルセールスは全世界で1億5千枚以上と言われる大物ミュージシャンで、日本でも熱狂的なファンは現在も尚後を経たない。
洋楽に詳しくなくとも、映画「アルマゲドン」のテーマソングとなった「I Don’t Want to Miss a Thing」は誰もが一度は耳にしたことがあるだろう。
そんな世界的に有名なバンドが、2013年に行われたシンガポールでのコンサートでヒカキンと共演。
更にはその数カ月後に行われたジャパンツアーでも三度目の共演(シンガポールで二度共演している)を果たすこととなった。
一体、エアロスミスとヒカキンの裏でどのような力が働いていたのだろうか。
世界的バンドとのコラボ!何故ヒカキンだった?
やはり、疑問に思うのはその一択だろう。
よく「UUUMの力・金の力が働いているのでは」という黒い噂が囁かれるが、ヒカキンがUUUMに所属したのはUUUMが設立した2013年6月。
そして、エアロスミスのコンサートに初めて出演したのはそれよりもわずがに前の5月なのである。
更に、当時ヒカキンは既にYouTubeで多くの収益を得ていたが、現在と比べるとまだまだ発展途上。
つまりヒカキンとエアロスミスのコラボには事務所や金の力は全く使われていなかったのだ。
まさかのエアロスミスからの指名だった!
出典:Twitter.com
なんと、詳しく調べてみたところヒカキンサイドではなく、エアロスミスからヒカキンに対して正式にオファーをしてきたということが判明した。
どうやら、シンガポール行われたクリエイターイベント「ソーシャルスターアワーズ2013」に参加していたヒカキンのパフォーマンスにエアロスミスが感銘を受けたとか。
まさかの逆指名での共演に、ヒカキンも驚きを隠せなかったに違いない。
出典:YouTube.com
因みに、過去にエアロスミスと共演を果たしたことのある日本人はハリウッドでロック殿堂入りを果たしたB’zのみ。
この奇跡とも言えるコラボによって、ヒカキンはネットユーザーのみならず、日本中へその名を轟かせることとなったのだ。
エアロスミスとヒカキンがコラボした曲は?
では、ここでお待ちかねのコラボ動画をご紹介していこう。
まずはこちらから↓
こちらが、初めてのエアロスミスと共演した際の動画である。
その後、急遽再び共演が決まりコンサート当日にオファーを受けたそう。
出演したときの動画がこちら↓
そして、大阪での共演がこちら↓
どの会場でもヒカキンのパフォーマンスは観客に大好評。
スティーブン・タイラーと肩を組むヒカキンからは、ビッグスターのオーラが溢れ出ているようにも見えた。
コラボに使われた楽曲はエアロスミスの中でも有名である「Walk This Way」。
こちらも「I Don’t Want to Miss a Thing」と同じぐらい、エアロスミスを知らない方でもご存じの曲だろう。
大盛況で幕を閉じたかと思われたヒカキンとエアロスミスのコラボ。
もちろん、海外のエアロスミスファンからも多大なる評価を得ることができたヒカキンだが、実はこの後ヒカキンのとあるミス(?)が原因で大事件が起きてしまうことに・・・?
海外ファン激怒!?ヒカキンの著書が爆破される事態に・・・!
事件の原因となったのはこちら。
ヒカキンが自身の成功秘話を綴った初の著書「僕の仕事はYouTube」である。
この本には、ヒカキンが有名になるまでの軌跡が書かれているそうで、もちろんエアロスミスとの夢の共演についての記述もあるそう。
しかし、そこでヒカキンがスティーブン・タイラーのスペル「Tyler」を誤って「Taylor」と書いてしまった(編集者による誤植の可能性も)ため、アメリカのエアロスミスのファンの逆鱗に触れることに。
怒り気味で誤植について触れるエアロスミスファン。
説明後、なんと彼はヒカキンの本を木っ端微塵に爆破してしまったのだ!
日本でもヒカキンの本を燃やしているYouTuberがいたが、そんなものとは全くレベルの異なるパフォーマンスである。
しかし、彼はヒカキンに敵意があるというわけではなく「世界的アーティストの名前を間違えている」ということに疑問を感じただけだそう。
爆破は元々趣味だったため行っただけだそうだが、この動画を見た日本人のヒカキンファンはさぞかしショックを受けたことだろう。
ヒカキンの本を燃やした人物についてはこちら↓
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